Oryzias*Life

【オリジアスライフ】東京発。週末はアウトドアで思いっきり遊んで、美味いもんを食す。その備忘録。

天上の楽園のようなところ

 

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日本のギアナ高地が望める場所と言われる場所、長野県・内山牧場キャンプ場。

僕が好きなキャンプ場で5本の指に入るところだ。
 
いつも、お盆の時期に行くのだが、下界が33℃を越すような猛暑の中でも、
標高1300mのここは別天地で、最高に気持ちがいい場所。
しかも、いつも空いている(笑)
 
この夏は、南信州天龍村和知野川キャンプ場(川がものすごく綺麗)でキャンプしていたのだが、あまりの暑さに辟易し(笑)、2時間ほどかけて、内山牧場に移動してしまったくらいだ。
 
 
フリーサイトで、見晴らしもよく、運がよければ、雲海も見れる。
夜は天の川も見える。
 
きちんと整備されたキャンプ場が好きな方には向かないが、
草原で思いっきりフリスビーをやるなら、この場所は最高だ。
 
しかも、信州は食の宝庫。
美味しい農作物を直売所で調達したら、それはもうカーニバルさ・・・。

 

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繊細にして、大胆なヤツ

いつも西伊豆方面でばかり釣りをしていたのだが、

たまには、新しい場所発掘をと思い立ち、

初めて、東伊豆の伊東港へ行ってみた。

 

ここに到着したのは、午前1時半頃。

東京の自宅から、がら空きの道を順調に行って2時間ちょっとの場所だから、やっぱり遠い。下道が長いからだろうか、初めての道だからだろうか、沼津の方が近く感じる。

 

港に到着して、そのまま釣りしようかと思ったが、

釣り場には外灯もなく、予想以上に暗い。

ひとまわり港内をめぐってみるが、思いのほか釣り人も少ない。

 

さらに、波穏やかな西伊豆とは違い、結構なうねりもあったので、

明るくなってから釣りをすることにした。

 

それまで、車内で寝袋にくるまり仮眠だ。

オデッセイから乗り換えて、いまはVWのトゥーランという車に乗っているのだが、

7人乗りミニバンとはいえ、小さめサイズ。

こんな時、大きな車だと横になれていいなと思う。

やっぱり、憧れの「ディスカバリー4」が欲しい。

 

 

夜明け前。

後ろ髪引かれる思いで、寝袋を抜け出し、準備開始。

 

完全防寒してきたが、意外と寒い。

気温は9℃。

風が強いので、それよりももっと寒く感じる。

 

白灯台付近で外向きに糸を垂らしはじめる。

堤防先端には、15名ほどの釣り人がいて、

カゴ釣り、泳がせ釣り、ルアーマンの3つの区分けができていた。

 

自分はイナダなどの青物狙いでカゴ釣り。

 

ルアーマンが、カマス、ダツをつり上げる中、

餌釣りメンバーはほとんど釣れず、そのまま2時間ほど経過・・・。

 

アタリはないのに、刺し餌のオキアミだけはすぐになくなってしまうから、

よっぽど上手い餌取り屋がいるんだろう。

 

風はますます強くなり、波しぶきが降り掛かってくる。

嫌な予感が漂い始め、場所変更を考えはじめた。

あと、30分やって、何もなかったら、場所を変えようと思った。

 

そんな自分の思いが伝わったのかどうかわからないが、

ほどなくして、隣の地元の釣り師が50cmほどのウスバハギを釣った。

彼は、この魚が本命だったらしい。

 

嬉々として、2匹目を釣り上げていたので、僕も彼に方法を教わり、

これを狙うことにした。

 

郷に入れば、郷に従えだ。

その場で釣れている方法を真似てみるのも、釣り技術の進歩と考え、試してみる。

 

彼の仕掛けは以下の通り

・カゴ釣り

・カゴの中にはオキアミ、刺し餌はイカの切り身

・2本針仕様 (ハリス:フロロ6号 ※長さ1m)

・タナの深さ 2ヒロ

 

歯が鋭くて、糸が細いと簡単に切られてしまうようだ。

 

ハリスを6号に変えて、針はチヌ針とアジ針の2本針へ。

どちらの針がいいかわからないから、反応のいい方を探る作戦だ。

 

ただ、イカ餌はもってなかったので、オキアミでやり続けるが、まったくあたらない。

けど、毎回餌だけはなくなって戻ってくる。

ひらすら、仕掛けを回収しては、餌を付け直しの繰り返しで、なんともやるせない感じ(笑)

確かにイカなら、もっと餌持ちがいいから、こんなには餌付けで忙しくならないだろう。

 

隣の人曰く、ウキが沈むことはほとんどなく、ウキが少しでもおかしいと思ったら、

まず合わせてみること、と何遍も言っていたが、その感覚がわからなかった。

 

しばらくした頃、ウキは沈んでいないが、竿にゴンゴンと微かな振動が伝わってきた。

なんだろうと思って、すかさず合わせると、地球を釣ったかのような衝撃。

さらに、ずどんとした重量感がのってきた。

 

どうやらウスバハギのようだ。

予想以上に引きが強い。

ソウダガツオよりも、全然強い。

 

胸をときめかせながら、糸を巻き続ける。

堤防のところまで、あと5m。

魚が海中を翻って暴れているのが見えた。

 

しかし、あとちょっとタモ入れのタイミングで痛恨のバラし。

 

ここでわかったのは、あんなにも大きな魚にも関わらず、ウキにわかりやすいアタリはほとんど出ないということ。

本当に隣の人の言った通りだ。

 

ほどなく2度目のヒット。

相変わらず、ウキは沈まないが、一瞬横になる不穏な動きを見せたので、合わせると、「ゴンッ」とした特有の重量感。

堤防まで寄せていくところで、少し糸を緩めてしまったのだが、その瞬間に仕掛けが軽くなり、逃げられた。

 

なんて、難しいんだ。

 

隣人曰く、10回かかって、1匹あげられたらいいよ、とのこと。

そのくらいバレやすい魚だそう。

 

波が大きくで、普通にウキの動きが激しいので、なかなかそのアタリが掴めなかったが、何度も空振りをする中で、ついにヒット。

 

順調に堤防際まで寄せ、隣に人にタモ入れをお願いし、無事に取込み成功。

45センチほどのウスバハギ。

 

なるほど、噂通り、歯が鋭い。

針を外す際にわかったが、ウスバハギの口の中は、骨っぽく固いので、針掛かりしにくいようだ。

きちんと針掛かりしないと逃げられやすい。

しかも、針をくわえているだけのことも多いようだから、ただ強引に寄せるしかない。

 

この日、結果的には、20回以上、針掛かりさせたが、釣りあげることができたのは3匹だけだった。

 

堤防際まで寄せて、足下で逃げられること4回。

自分的にはせめて計5匹くらい釣りたかった。

 

最大50センチのウスバハギ3匹に、ヒラソウダ1匹を上げたところで納竿。

 

その他、20cmほどのイシダイと30cmのアイゴはリリースした。

 

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ウスバハギは、刺身、鍋、づけ丼にして食べたがどれも予想以上に美味かった。

 

なんでも、一部の料亭では、このウスバハギをフグの代わりに使っているところもあるくらいだ(笑)

 

あと、美味しくてびっくりしたのは、ウスバハギの肝。

鍋に入れて、ポン酢で食べたのだが、予想以上に美味く、これはまた食べたい。

 

帰宅後のリサーチの結果、

もし、次回またウスバハギを狙うなら、

針を「がまかつ・カワハギ王9号」にしたほうが良さそうだ。

そうすれば、もっと打率があがりそう。

 

ウキに関して、本当ならもっと繊細なチヌ釣りのような長い棒ウキがいいのだろうが、そうすると重りを重たくできなく、結果的には遠投できない。

 

今回のポイントは沖合30〜50mなので、その飛距離を投げれる繊細な仕掛けは作れないものだろうか。

 

ウスバハギは外道扱いされる魚ではあるが、

これが釣れるなら、僕は喜んで狙おう(笑)

 

この魚で、また美味い鍋を囲みたいものだ。

 

ヒラソウダのタタキが食べたくて

この3年ほどで、ソウダガツオは100匹以上釣ってきたが、
マルソウダとヒラソウダの見分け方がわからなかったので、
いつも生食を避けた調理方法にしていた。
 
というのも、ソウダガツオは血合い部分が多く、
生食すると、ヒスタミン中毒になる可能性があるからという情報を聞いていたからだ。
 
だが、よくよく調べてみると、ソウダガツオの中でもマルソウダは、
確かに血合いが多く、生食は避けた方がいいとのことだが、
ヒラソウダは血合いも少なく、とっても美味しいとのこと。
 
タタキにすると、本ガツオよりも美味いというブログの書き込みをいくつも見て、
ならば、釣って、食べてみるしかない!
さらに、去年釣れなかった因縁のタチウオも狙いたい!
 
という訳で、3連休を利用して、沼津へ行ってきた。
 
2日の午前0時半頃、沼津の釣具屋マイムスで餌を調達し、釣り場へ。
この近辺で大人気のS浦港は、いつも激混みで、この時間だと入れないので、スルーして南へ。
ただ、一番のお気に入りのU浦港は、イベントのために、立ち入り禁止・・・(汗)
 
木負堤防、口野港、いろいろ迷った挙げ句、行ったことがない釣り場を開拓することに。
通る度に気にはなっていたのだが、U浦港の北側にある小さな港。
コンビニの裏手にあるので、何かと便利な場所だ。
 
タチウオ狙いの釣り人がすでに10人ほどやっているが、あまり釣れていない模様。
 
自分もキビナゴを餌に、深さは竿2本程度で釣り開始。
 
ただ、結果的には午前6時過ぎまでタチウオ狙いで釣りしていたが、0匹。
またもや、完敗・・・。
アタリは1回のみ。餌は半分程かじり取られていた。
 
堤防全体でも釣れているのは1匹だけだったので、かなり渋い感じ。
因縁のタチウオとの戦いに連敗という結果は、かなり悔しい(笑)
 

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一睡もしてないので、睡魔はピークだったが、朝マズメを狙う釣り人で堤防に人が増えてきたので、もうひと踏ん張りすることにした。
 
仕掛けを青物狙いのカゴ釣りに変更。
 
深さをいろいろ変えてみて、8時過ぎにようやく1匹目をゲット。
周りの釣り人の竿も、一斉に弧を描くようになり、堤防に活気が出てきた。
 
1匹目は、30cmのマルソウダ。この時期にしては、意外と小ぶりだ。
それから、怒濤のマルソウダ攻撃がはじまる。
1投1匹という状態の入れ食いだ。
 
周りではデブのヒラソウダが上がっているようだが、自分にはマルソウダばかり。
 
タナの深さを竿1本半から、竿2本へ変更。
 
仕掛けを投げて、竿を一度シャクリ、海中でエビがばらまかれるようにして、竿を置く。
他の釣り人が魚と格闘している様子をちらりと見て、海に目をやると自分のウキがない。
 
よくあるシーンだ。
よそ見している方が釣れんじゃないかと、思ってしまう(笑)
 
竿を立てて、勢いよく合わせると、確かな重量感。
間違いなく今日一番の強い引きだ。
 
この引きはヒラソウダっぽい。
マルソウダとヒラソウダ、見た目は似ているが、同じサイズなら、ヒラソウダの方が体高があり、引きが強い。
 
今年釣った中で、一番引きが強かったのは断トツで、メーター越えのシイラだが、
このヒラもなかなかの引きごたえがあり、ものすごく楽しませてくれる。
 
タナを変えてから釣れてくるのは、ほとんどヒラばかり。
マルソウダは即リリース。
十分に楽しんで、食べれる分をクーラーにキープ。
 
もう13時を過ぎ、かれこれ12時間近く、休憩なしで釣りをしていたので、
まだまだ釣れていたが、最後に40cmほどのヒラを仕留めてから、帰り支度開始。
前半は、沈黙の時間が長かったが、後半はかなり楽しめた半日だった。
 
帰りに西友に寄り、万能ネギ、青森にんにく、ミョウガと、高知馬路村のポン酢を買って、沼津市内の妻の実家へ。
釣り場から30分ほどなので、この距離は有り難い。
 
帰宅後、ほどなくして、下ごしらえ開始。
魚を捌いてみるとはっきりわかるが、ヒラソウダの身はピンク色に近く、カツオっぽい色ではない。

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写真ではわかりにくいが、一番左側の列がヒラソウダ、その右側がマルソウダ。
 
右下は、サバ。
 
 

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ヒラソウダは表面だけ炙ってタタキにして、
マルソウダは翌日の竜田揚げ用に下味をつけるためビニールへ。
ついでに、サバはしめ鯖にして、食べる直前に表面をバーナーであぶる「炙りしめ鯖」に。居酒屋メニューのパクリである(笑)
 

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ヒラソウダのタタキ、炙りしめ鯖は、本当に美味かった。
特に、ヒラソウダのタタキは、☆5つの美味さ。
 
港町で育ち、舌が肥えている義父、義母をはじめとした家族、
さらに土産で持ち帰った義理の祖父母も最高に美味しかったと言ってくれて、
純粋に嬉しかった。
 
ヒラソウダは、足が早く、市場に出ることがない魚だが、
やはり、こういう美味い魚をわいわいと楽しく食べるのは釣りの醍醐味のひとつだろう。
 
 
 
おまけ
 
翌日は足保港に行ったが、小物しか釣れず、お土産はゼロ。
釣れなかったなぁと若干落ち込みながら(笑)、帰り支度をしてる時に
堤防に張り付いているタコを発見し、そのままタモ網ですくい、クーラーへ。
神様からのオツなプレゼントに感謝(笑)

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塩でヌメリをとって、内蔵、口、目をとってからお湯に通し、刺身となりましたとさ。
このタコもすごく美味かった。 

昔住んでた家。

昔の写真を整理したら出てきた。
2005年から2009年頃まで、一人で住んでいた部屋。

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会社の敷地内にある空き家で、
 
壁に珪藻土を塗ったり、空き地を畑にしたり。
 
家の外に七輪出して釣った魚焼いたり(笑)と、
 
自由放題にして暮らしていた。
 
 

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最寄り駅までは自転車で20分!という僻地でも、快適そのものだった。
 
TVは自分には不要と捨ててしまったので、
夜は、ゆっくり料理して、ジャズ聞きながら、本読んだりと、
とても静かな生活だった。
 
あの頃からすると、いま銀座で仕事しているなんて思ってなかっただろうな。
 
人生何があるかわからないもんだ(笑)
 

「塩分は控えめに」の嘘 Vol.3

Vol.2からどうぞ

 

なぜ自然塩のすべてが良いものではないのか?
 
それは、「自然塩」の定義が曖昧であることがひとつの問題としてあります。
 
簡単に言うと、自然塩は、添加物を加えず、海水をそのまま蒸発させて作った塩です。
自然塩の多くは、きれいな海水を使用しています。
その海水からどうやって塩を作るか、ここに様々な製造方法があります。
 
一番てっとり早く製造する方法は、海水を人工的に加熱し、水分をとばして、塩を作る方法です。
 
これらの塩はもちろん、今まで述べてきた化学的に精製された塩よりは、自然のままのミネラル分を含むという面では良いものです。
 
ただし、その言葉を裏返すと精製されていない分、人体にとって影響がある、水銀、ダイオキシンなど有害物質も含まれていることにもなります。
海水には、もともとそういった有害物質も溶け込んでいるからです。
 
さらに残念なことに、人工的に海水を蒸発させた場合、太陽・風で蒸発させるよりも、本来含まれるべきミネラル分が多くないという事実もあります。
 
そして、ミネラルが少ないだけなら、まだいいのですが、もうひとつ忘れてはならない成分があります。
 
「にがり」です。漢字で書くと「苦汁」と書かれる通り、苦味があり、海水に多く含まれています。
 
この「にがり」は豆腐などで使われるのですが、主な特徴としてはたんぱく質を凝固させる作用があります。
そして、同時にこれが問題となることがあります。
 
同じ蛋白質でできた腎臓や肝臓も骨髄もにがりの蛋白質凝固作用により、少しづつ固くなってしまいます。
今のところ、一度固くなってしまったものは、どんな方法でも元に戻すことは出来ないと言われています。
この結果、肝硬変といった病気で亡くなっていく方も多いそうです。
 
江戸時代などは腎硬化症で亡くなる人が最も多かったそうです。
当時の塩はもちろん自然海塩で、海水を煮詰めて作ったにがり分が16~17%の塩。
現在、そういう自然塩こそが健康につながるということで、人気あるそうですが、この事実を知るとちょっと恐いですよね。
また、日本人に多い冷え性の原因は、この「にがり」だと主張している研究者もいるそうです。
 
もちろん、にがり自体が悪いものとは言いませんが、大切なのは適度に取ることです。
すべてにおいて言えますが、「バランス」が重要で、過剰摂取は避けたいものです。
 
 
では、一体どのような塩が、理想の塩なのでしょうか?
 
簡単に言うと、自然のままのミネラル分を豊富に含む製法「天日干し」で作り、
かつ「有害物質」、「にがり」がそぎ落とされた塩ということになります。
 
昔ながらの方法によって作られる天日干しは、太陽、風、時期とあらゆる条件が重なったときにはじめて作ることが出来るのです。
野菜のように収穫できる時期がきまっており、それは「旬」といえるかもしれません。
手間をかけた分だけ、出来上がった塩も素晴らしいものになります。
まだ、そのメカニズムは解明されていないのですが、ミネラルが豊富に含まれた塩の結晶が出来上がるのです。
 
そしてそうやって出来た自然天日塩を高温焼成することによって、有害物質、にがりをある程度、そぎ落とした塩が出来上がるのです。
このように作られたものが最上の塩とされ、中国の王宮など世界の最高レベルの人達の中で重宝されていたものです。
古来より、一部の人々の中でもこの方法が脈々と伝承されてきたそうです。
 
普段、僕が使っているのは、『キパワーソルト』『海の精』といった塩たちです。
 
他の塩と比べたら高価ですが、サプリメントよりは断然安いし、病院に行くよりは安いはずです。
 
僕の考えでは、すべて高価な塩を使う必要はないと思っています。
シーンよって上手く使い分けるのがいいかなと思います。
 
そして、醤油、味噌といった加工品も、いい自然塩を使ったものに切り替えていくのがいいですね。
 
 
 
参考図書 『ニンジンから宇宙へ』 赤峰勝人著
     『こころとからだに響く食の知恵「自然食生活術」』 有岡眞著
 
 
※この記事は旧ブログの内容を一部変更したものです

「塩分は控えめに」の嘘 Vol.2

Vol.1からどうぞ
 
戦後。
 
戦争に負けた日本は、国土発展のために、工業国を目指しました。
そして大規模工業を目指すには、大量の安価な塩が必要となり、今までの国内の生産方法では、高すぎて、時間もかかるために、
メキシコ、オーストラリアから安い塩を輸入することにしました。
工業用に作られた塩は純度が高いものほど良品とされ、精製された結果、その99%が塩化ナトリウムで、ミネラルを含まない化合物なのです。
 
実は工業用に作られた塩、これこそが、今なお僕らの食卓にあがってくる塩そのものだということはほとんど知られていません。
人体にとっては、健康を阻害する欠陥塩そのものです。
 
普通のスーパーで売られている塩で、ミネラルを含んだ塩はほとんどありません。
 
では、どんな塩かというと、「イオン交換膜透析法の塩」、「再製塩」の2種でほとんど占められます。
 
イオン式の塩、専売公社の茶色の紙袋に入った 塩事業センターの「食塩」「食卓塩」、「瀬戸内の●」「やさしお」は、イオン交換膜という化学的に精製されたものです。これは電気をかけ、塩酸や硫酸を使い、カセイソーダで中和された、いわば石油の力で生み出された塩化ナトリウムという化合物です。
一言で言ってしまうと、体内に取り入れるべきでない化学物質です。スーパーで一番安く販売されている塩です。
 
 
もう一方の再製塩。
この代表格「赤穂の天塩」「伯方の塩」「シママース」などは、メキシコ、オーストラリアから大量に仕入れた安価な原塩を、
日本の海水で溶かして、中国製のにがり(マグネシウム)を加えて、再販売しているにすぎません。
 
 
高濃度の化学塩のイオン式の塩に比べると、再製塩の方がましですが、やはり天然の塩には両者とも及びません。
(瀬戸内産の塩は、もともと良質の天日塩が取れていたのですが、塩田法という不条理な法律ができて以来、扱う塩が変わってしまったのです)
 
 
今、使用している塩のパッケージ裏面に、
原材料名:天日塩(メキシコorオーストラリア)、塩化マグネシウム(にがり)と書いてあれば「再製塩」、または製造方法の工程欄に「イオン膜」とあれば「イオン交換膜透析法」で生産した塩です。
 
上記の方法で作られた塩には、ミネラルはほとんど含まれないので、可能な限り摂取しないことをオススメします。
 
なぜ、こんな欠陥塩が出回ってしまったのかというと、すべては1971年に制定された塩田法のせいです。
 
塩田法については説明が長くなるので、詳細は省きますが、簡単に書いてしまうとこんな感じです。
 
・今まで塩を作っていた塩田は、全てイオン式塩に切り替えなければいけない!
イオン式塩以外の塩(天日塩)を勝手に作ることは法律違反!
 
これにより日本中のほぼ全ての塩が、ミネラルを含まない塩化ナトリウム中心になってしまったのです。
 
この結果、ミネラル不足により、健康を損なう人が増えていきました。
そして自然に、今の減塩思想が誕生しました。
 
「塩分は控えめに!」
 
 → 当然ですよね、
 
「化学塩に限って言うなら、減塩説はあたっている」のです。
 
化合物なのだから、摂取しない方がいいに決まってます(笑)
 
 
しかし、減塩は根本的な改善にはつながらないのです。
 
 
人間が生命活動を続けていくために、塩は欠かせないものであることには変わりません。
 
もし、減塩をすすめていった場合、どうなるかと言えば・・・
 
・元気がなくなる
・体がだるくなり、食欲がなくなる
・顔色が青くなる
・体温が下がってくる
・心臓、肝臓、腎臓の働きが悪くなり、血液の浄化がうまくいかなくなり、体内に余分な水分と毒素がたまってしまうために、むくみが出てくる
・筋力が弱くなり、骨格が支えられなくなり、骨盤のズレが起きて、腰痛や肩こり、偏頭痛の原因になる
・立ちくらみ、めまい、心臓病の発作や不整脈、低血圧、高血圧になったりする
 
このような症状が現れてくると言われています。
(もちろん上記症状の原因は、減塩だけではありませんが・・・)
 
 
 
悪しき塩田法が変わったのは、1997年になってからです。
2002年になり、ようやく自然塩の販売が認められることとなりました。
 
私たちは、ミネラルを含んだ自然塩をようやく手にすることができるようになったのです。
 
今まで化学的な塩化ナトリウムしかなかった状態に比べると、だいぶ良くなりました。
 
法改正により、自然塩の登場は画期的なものだと思います。
 
では、たくさん摂取してもよいとされている自然塩、果たしてたくさん摂取しても大丈夫なのでしょうか?
 
残念ながら、答えは否です。
 
自然塩といっても必ずしもすべてが良いとは限らないのです。
 
 
Vol.3 へ続く

「塩分は控えめに」の嘘 Vol.1

「やまとの国」
 
 その昔、マルコポーロは世界中を旅し、日本のことをこう言ったそうです。
「黄金の国、ジパング。この国ほど、住んでいる人々が笑顔に満ちた国はなかった」と。
 
 
 さしさと、
 ことを尽くし、
 もに生きる
 
もともと日本とはこういう国で、これこそが「やまと」の国と言われる所以だそうです。
 
しかし、今の日本はといえば、毎年3万人もの人が自殺を選び、
とあるデータでは、世界の中でも、自身を幸せだと思う人が少ない国になってしまったそうです。
 
医療費は、年々前年を上回り、昨年は35.3兆円に達し、
病気、体について不安を抱える人々が今なお増え続けています。
 
健康についても、情報が錯綜し、多くの会社が利益のためにと、たくさんの広告が打たれ、次々と流行もの、一時的ブームの健康関連の新商品、医薬品が発売されています。
 
そして、本来、正しい情報を発するべきマスメディアも、悲しいことに、権力やスポンサーとの関係上、真実を伝えられない不自由さの中に置かれているのです。
 
誤った情報が流れ、物事の本質から目をそらし、なんて枝葉のことばかりやっているんだろう、と憤りを感じることがあります。
 
周りを見渡しても、脳梗塞、がん、糖尿病、アトピー、不妊症、花粉症など、あげればきりがないほど多くの人が困っています。
 
けど、それらの原因はすべて別々ものではありません。
 
すべての病気は「今のままではダメだよ」という体からのメッセージなのです。
 
塩、水、油、砂糖、米・小麦、麻、酵素、土、陰陽、運動、などあらゆる切り口で、現代を語ることが出来ますが、とても長くなるので、
今回は、塩について書こうと思います。
 
まず最初に、現代の「減塩思想」は間違っており、仮に減塩を進めても、決して健康になることはないということを、これを機に出来るだけ多くの方に知ってほしいと思います。
 
人間にはもともと進化の過程で自然治癒力が備わっており、
免疫を高めることで、薬がなくても病気は克服できるのです。
 
ただ、現在人は環境問題、添加物、ストレス、運動不足などあらゆる原因で
免疫が低くなってしまっているのも事実です。
 
その免疫低下の原因のひとつに、摂取ミネラルの激減があると言われています。
 
実は、あまり知られてないのですが、先進国ほどミネラル欠乏症が多いそうです。
なぜかと言うと、食品から汚染物質を除くため、精製するのですが、その精製過程でミネラルが減ってしまうからです。
先進国ほど、安全安心を目指しがちなので、結果としてそうなってしまうのです。
 
ここでいうミネラルとは、どういうものでしょうか。
簡単に説明すると、『92の天然元素ー主要6元素=ミネラル』になります。
 
(学校で習った元素記号には、合計で108種ありましたが、
そのうち16種は人間が人工的に作り出した元素なので、ここでは、それらを除いた92の天然元素について記述します)
 
この92の天然元素が生まれた歴史をたどってみると、
約137億年前、宇宙で数えきれないくらいのビッグバン・核融合を繰り返すことで、
92の天然元素が生まれ、地球が誕生しました。
 
その際に、92の天然元素が、地球の高温の海にとけ込んだことからすべてがはじまります。
 
それから時は流れ、38億年前に、はじめての原始生命が海の中から誕生しました。
 
その当時の海は「硫化水素」と言われる、今でいう猛毒の中から、生命体が生まれました。
 
私たちの常識からすると考えられませんが、彼らは、92の天然元素をうまく駆使しながら、その中で、それぞれ独自の進化を遂げて行ったのです。
 
しかし、20億年前のある時、彼らにとって猛毒だった『酸素』の出現で、全生命体が絶滅という危機に直面することとなりました。
(そこで滅びていったも生物が堆積したものが今は石油と言われているものだそうです)
 
その危機の中で、とある生命が、ミトコンドリアという酸素に強い異端児の遺伝子と出会う事となったのです。
 
そのミトコンドリアこそ、今でも僕らの体の細胞のひとつひとつに含まれている遺伝子です。
 
ミトコンドリアの出現と共に、生物は今までにない大きな進化をとげ、
ついに800万年前、その中から人類が誕生することとなりました。
 
このミトコンドリアの特徴は酸素を吸収し、生きていくのですが、そのかわりに活性酸素というものを排出します。
ただ、この活性酸素は、僕らの体にダメージを与え、老化や病気といった現象を生み出すので、そこでミネラル補給により酵素が活躍し、体内のバランスをうまく整えているのです。
 
 
あらゆる生物がそうだったように、人類も体を構成する60兆の細胞が、必要な栄養を取込み、自分用に作り変えていきました。
必要なミネラルが補給されたら、体に必要なものが作られるように出来ているのです。
 
 
そして人類は、その800万年の長い過程の中で、ミネラルをたくさん含む「塩」こそが、人体にとって欠かせないものだと学んでいきました。
塩は、健康と繁栄のために必要なものとされ、「salt」の語源となった「Salus」という塩の女神は、「健康と繁栄の象徴」とされていることからもわかります。
 
人間が海から誕生してきた経緯を考えると、海から作られた自然塩と、人間の体の元素組成が似ているというのも当然なのです。
 
 
現代の減塩思想とは相反して、塩は人類に必要なミネラルを提供する必需品として、重宝されてきたのです。
 
また、日本では食用としての塩だけでなく、宗教儀式、お祭り、地鎮祭、盛り塩、お清めなど、生活のあらゆる場面で塩が使われていました。
 
海に囲まれていた日本人は古来から、そんな塩の浄化力を知り、魔を祓い、汚れを清め、ことのほか塩を大切にしてきました。また塩が雑菌を殺し、有用菌を助けることも知っていました。味噌、醤油、梅干し、漬け物などは、日本が世界に誇れる、塩の食文化なのです。
 
しかし、20世紀に入り、日本が敗戦してから、工業国を目指しました。
それと同時に、塩はすっかりと形を変え、本来の塩とはかけ離れたものになってしまったのです。
 
Vol.2 へ続く

玉砕、初めての手漕ぎボート釣り

この感覚、なんだろう。
あの時に似ている。
 
 
21歳のクリスマスイブ。
高知、はりまや橋近くにあるバー。
 
彼女がいない男4人で、お酒を賭けたゲームに負けて、
テキーラを、13杯飲むハメになった。
 
それからは余り記憶がないのだが、
知らない人と社交ダンスを踊っていたらしい。
 
そして気づいた時、寒空の下、帯屋町の公園のベンチで横たわっていたという・・・w
 
あの翌朝は、最悪だった。
 
 
いま迎えている状況は、その時の感覚に似ている。
気持ちが悪い上に、頭がガンガンする。
しかも、体がだるい。
 
 
八月最初の日曜日。
場所は、三浦半島・油壺の沖合に浮かぶ、小さな手漕ぎボートの上。
乗っているのは自分1人だ。
 
ボートの上には釣り道具一式。
 
太陽が容赦なく照りつけている。
 
なんでもここの付近一帯は、手漕ぎボートにのって沖に出ると、
ダイが釣れるとのことで、岸から、沖合1キロちょっと漕いできた。
人生初の手漕ぎボート釣りだ。
 
油壺付近は普段波が穏やかな場所だが、少し沖合にでると風も強くなり、波も大きかった。
しかも、水上バイク、クルーザーが通る度に、大波小波がやってきて、
小舟は、まるでちっぽけな葉っぱのように、いいように波に翻弄されている。
上下の動きは1m近くあるんじゃないか。
 
気をつけないとバランスを崩して、小舟ごとひっくり返ってしまう。
 
その時の自分は、きっと恨めしそうな表情で、
スピードを上げて通り過ぎていくボートたちを見ていただろう。
 
ここに来るまで必死に漕いでいる時は、なんら問題なかった。
むしろすごく楽しんでいたくらいだ。
 
けど、釣りの仕掛けを作るために、手元で作業をしていたとき、
あまりの揺れで、ウッとこみ上げてくるものがあった。
懸命に耐えた。
 
こんなにも簡単に船酔いするとは思わなかった。
 
必死にこらえながら、仕掛けにオキアミをつけて、海に放り込む。
今回は、ビシ釣りという仕掛けで挑む。
 
海の底から1mほど上げて、仕掛けを流す。
 
ダイだけでなく、イサキ、アジ、どんな魚でも歓迎だ。
しばらくして、竿先がコツコツと反応し、魚がヒットした。
 
気持ちが悪くても、この時ばかりは、どんな魚なのか、わくわくだ。
 
糸を巻き上げると、だんだん獲物が見えてきた。
 
赤い魚だ。
初めてみる魚だった。
まるで、カオナシのよう・・・。
サイズは25cmほど。
 
針を外す時、鋭い歯に噛まれて、人差指の上部に紅色の点が浮き出た。
 
魚は放流。
 
 
それから30分、何も釣れない状態が続いた。
 
その間にも小舟は上下に揺れ続けて、とうとう限界が来た。
小舟のへりに掴まり、海を覗き込むような姿勢になった。
海に向かった口からは、声にならない声が漏れ出る。
 
海面にゆらゆら自分の顔が写っている。
泣いてもないのに、目には涙が溢れていた。
 
「こんなところで何やってるんだろう」
 
今、思うとお笑い草でしかないが、
その時は「苦行」だと思った。
 
潮の流れは、陸から沖方面に流れている。
あっという間に、陸地が遠くなっている。
 
舟が流れないようにアンカーは打っておいたが、
少しずつ流されているようだった。
 
ここに来て、まだ1時間ちょっと。
さすがに帰る訳にはいかない。
 
船酔いは慣れの問題で、もうちょっといれば大丈夫だと言い聞かせながら、再び、釣りへ。
 
それから、約1時間で釣れたのはソーダガツオ1匹と、さらに例の赤い魚1匹のみ。
舟釣りとしては、なんとも満足できない釣果だ。
 
ただ、この時点で海面に吠えること3回(笑)
もう、限界の上の限界だった。
 
一刻も早く陸地に戻ろう。
 
そこからが、新たなる試練のはじまりだった。
 
潮の流れが速く、しかも流れに逆行する形で陸地を目指すのだが、なかなか進まない。
その姿は、回し車の中で走り続けるハムスターのよう。
 
真上には容赦なく照りつける、真夏の太陽。
 
休憩しようものなら、また沖に流される(笑)
 
気持ち悪さも悪化の一途を辿り、体はだるく、頭も痛い。
暑さでヘトヘトになりながらも、必死に漕ぎ続けるしかなかった。
 
頭の中ではなぜか猪木のテーマソングがぐるぐる再生されていた。
 
そんなこんなで40分ほどかけて、陸地に着いた時はふらふらだった。
 
こんなに体力を削った釣りは初めてだ。
 
それなのに、自宅に着いた頃にはまたリベンジ釣りをしたい思いがふつふつと。
 
どうやら釣りバカにつける薬はないようだ。
ただ、次は波が穏やかな日に・・・。
 

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帰宅後、調べてみたら赤い魚の正体は、テンス。
これが釣れるところにはマダイもいるようで、もう少し辛抱すればよかったのだろうか!?
 
 
 
 
(イヤ、ムリ!)
 

晩夏の瀬戸内海、砂浜独占キャンプ、そして海ホタル。(後編)

 
島に降りたつと・・・。
 
誰もいない。店もない。静かな漁村といった感じだ。
いざ、南西側の海岸へめがけて出発だ。
 

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地図で見るとわかるのだが、本来、島の西側へのアクセスは、
豊浦地区から南へ伸びる道で、大浦地区へ向かい、そこから西に向かうという方法だ。
 
自転車ならそういうルートで考えていたが、
もし自転車がなければ、金風呂地区から南下して山を越える細い道があるようなので、それで行こうと思っていた。
 
今回は自転車をあきらめ、金風呂地区から南下していくルートだ。
 
道は思ったより狭く、車は入れない。
そんなところにも、集落があり、家がたくさん立っているわけだから、引っ越しは大変だろうなと思う。
 

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時折、原付やフォークリフトとすれ違う。
通り道にあった床屋のおっちゃんからは、僕らが大荷物を抱え、山を越えていくなど信じられんと笑われ、
さらに追い打ちをかけるように、「この先は土砂崩れで行けないと思うけどなぁ」と。
「迂回すれば、大丈夫だろうけど、はっはっはっ」と素敵な励ましを頂き、俄然、闘志に火が灯る(笑)
 
おじちゃんに別れを告げ、いざ南へ。道は集落を抜けて、山の中の細い道へ。横幅2mにも満たない舗装された道だ。
 
 

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蒸すような暑さの中で、テント、食料、調味料、調理器具、釣り道具、シュノーケル&足ひれ、銛など、衣食住の持ち物に加え、遊び道具満載の重たいザックと、さらに、たくさんのビールと氷を詰め込んだサーモスのソフトクーラーBOXを担ぎながらの登りだから、容赦なく汗が吹き出してくる。
 
しかも、休憩でもしようと立ち止まった瞬間、デカい蚊がたかってくるから、たまったもんじゃない(笑)
 
薄暗い森の中の道で、聞こえるのは虫の声と自分の息遣いだけ。
 
樹々にからみつく植物、もわっとした湿気と緑の匂い、時折みかける巨大なキノコ、
生ける物の力強さを肌で感じる。
 
そんなこんなで登ること、20分くらいで、急な登りは終わり、ゆるやかな道に変わった。
 
森の回廊を抜けると、道も明るくなり、木々の向こうに海が、さらにその先にはたくさんの島々が見える。
 
この景色が見れただけでも、非日常の時間を過ごしている瞬間を体で感じ、嬉しくなってくる。
 
20分ほど進んだところで、途中、下に降りれそうな細い横道を発見。
 
そろそろ目指している海岸あたりだろうと見当をつけ、横道へ進む。
 

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このあたりは完全な山道だ。
顔にはりついたクモの巣を取り払いながら、前へ進む。
 
下にいくにつれて、「ざざーーっ」とゆらめくような優しい波の音が聞こえる。
岩場にあたる「ざぶーん」というような激しい波音ではない。
 
森を抜けると、眼中に広がった広大なビーチ。
 
 
「すげーーーーーーーーーー!!」「うぉ〜〜〜〜〜〜!」
 
みな子供に戻ったかのような思い思いの表現で、この素晴らしい光景に賞賛を送っている。

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完全なるプライベートビーチが広がっていた。
 
重たいザックを置いて、服も靴もぬいで、海に飛び込む僕ら(笑)
 
ひとしきりはしゃいだ後は、クーラーBOXからキンキンに冷えたプレミアムモルツで乾杯だ。

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CMに出てきそうな「ごくっ、ごくっ」という喉を鳴らす音が、波の音に混じる。
 
言葉にならない達成感・・・。
 
今日という日に乾杯だ。
 

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それからテントを設営した後は、磯場をつたえ歩き、島冒険をしたり、
銛をもって、海で泳いだり、釣りしたり、流木集めたり。
 
各々が自由に、ゆったりした島時間を満喫している。
 
ただ、海に潜って思ったのは、魚がとても少なかった。
 
砂地エリアで見かけたのは、1匹のメゴチと1群のボラのみ。
岩場エリアはカラフルなキュウセン、クサフグばかり。
 
毎年、泳いでいる伊豆あたりに比べると、数も少なかった。
 
異常気象のせいだろうか・・・。
水温が異常に温かい。
 
本当はキスの天ぷらでもやりたかったが、砂地での投げ釣りをあきらめ、
小さな堤防からイカ狙いのエギング、オキアミを餌にした五目釣りを試みるが、釣れたのはクサフグ1匹のみ。
 
完全に食料調達失敗。こんなはずじゃなかったのに・・・(笑)
(昨年も、一昨年も魚パーティーしたのに・・・)
 

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夕方。
キャンプ地の砂浜に戻り夕飯の支度開始。
 
集めた流木で焚き火をし、
ご飯を炊いて、汁物をつくる。
汁物には、磯場で採取したカメノテ
カメノテは見た目のグロテスクさからは想像できない、ピンク色の身をもっており、意外と美味い。
 
おかずの種類は少なかったが、満足の夕飯だった。
 
外で食べる、ただそれだけだが、それがいいのだ。
何を食べるかよりも、誰と食べるか、どこで食べるかのほうが、却って心に残ることが多い。
 

食後、最後の悪あがきと、目の前の海岸から釣りをしてみるものの、

フグの猛攻にあい、瞬時にエサがなくなるの繰り返しで、すぐに断念。
 
 
その後は焚き火の周りで、お酒を飲みながら、まったりとした時間を味わう。
 
なまぬるい潮風が心地よい。
 
昨晩はずっと車移動で、皆あまり睡眠も取れなかったせいか、焚き火の周りでうつら、うつらしている。
 
 
ぼんやり、頭上の半月を眺める。
 
台風が近づいているせいか、雲の動きが速い。
 
 
ふと、その時、視界の端っこにある海が青く光ったような気がした。
 
けど、そちらを見るが、真っ黒い海が広がるばかり。
 
気のせいかと思い、視線を焚き火に戻そうとした時、海辺のある一ヶ所がぼわーっと青白く光った。
 
「んんっ??」
 
 
海ホタルだ。
 
高校の頃、生物の授業で海ホタルを見たことがあるから、すぐにわかった。
陸にいるホタルの光は黄色だが、海ホタルの光は青白い。
 
すくっと立ち上がり、5m先の海辺で目を凝らすと、
打ち寄せる波の中で、時折、小さく青白く光るのが見える。
 
手で掬ってみると、やはり海ホタル。
ミジンコのような形で、大きさは2mmほどだろうか。
 
「海ホタルだよ」と、眠りこけている2人に声をかけると、
2人とも心無しか嬉しそうだ。
 
海辺で足をつかってバシャバシャやっていると、その部分だけ青白い閃光が煌めく。
 
みな、声にならない声を発し、やたらテンション高い(笑)
 
だんだん気持ちが昂ってきて、3人とも着ていた服を脱いで、海に飛び込む。
 
月夜の下で入る海は格別だと思う。
これは体験した者にしかわからない感覚だろうと思う。
裸足で捉える砂も、なんとも優しい感触。
 
 
海の中で手足を動かすと、その部分が帯状に青白く光る。
やがて、その数は徐々に増えてきて、水中メガネをつけて、海に潜ると、
海の中には宇宙が広がっていた。
 
あれは、本当に宇宙空間だった。
海の中に広がる、無数の星の煌めきは、夢のようだった。
 
遥か遠い昔に見たことがあるような、心がざわつく既視感。
 
まるで、青白いオーラを発しているかのように、
たくさんの光が僕の体を包んだ。
 
海ホタルだけではない、波全体が青白く光っている。
 
夜光虫だ。
 
信じられない、海ホタルと夜光虫の競演だ。
 
 
人工的な光が遮断されたこの島の一角で、
月光が照らす海の中で、特別な体験をしていることに、
言葉にならない深い感動を覚えた。
 
海の中で泳ぎながら思った。
今日、見た景色は一生忘れないだろうって。
 

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こんな貴重な体験が出来たことに、感謝した。
 
海からあがり、焚き火で暖まり、僕らはそれぞれのテントで眠りについた。
 
 
翌朝、台風の影響で、海の表情は一変していた。
なぐりつける暴風雨で、テントはバタバタと音をたて、タープは何度立て直しても倒れてしまう。
台風による船が欠航の恐れがあったので、撤収を決め、僕らは早々に島を後にした。
 
島で2泊の予定が、1泊になったことは残念だったが、すべての出来事には意味がある。
 
この後、東京に帰れば良かったものの、思わぬ出来心から、瀬戸大橋を渡り、香川でうどんを食べたり、淡路島に泊まったことで、台風に巻き込まれ新たなドラマが生まれたりと、とても心に残る島キャンだった。
 
 

晩夏の瀬戸内海、砂浜独占キャンプ、そして海ホタル。(前編)

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いま思い返してみても「あの夜」の出来事は夢だったんじゃないかって思う。
 
そう、そのぐらい特別な夜だった。
 
 
 
 
毎年、恒例の瀬戸内 'LA' キャンプ。
 
島キャンプは、いつものことながら、どこの島にしようか、悩む。
 
いろいろな空想を巡らせ、その悩んでいる時間から楽しいのだが、
たくさんの候補の中から最終的にひとつの島が決定すると、
ワクワク度がさらに加速し、島への淡い想いは募るばかり。
 
そう、それはまるで、片思い中の中学生のよう。
 
そんな島旅計画を支えてくれる影の功労者「シマダス」、「グーグルマップ」には
最大級の賛辞を送りたいものである。
 
旅と一緒で、あまりにも調べすぎて、情報や写真を知り過ぎると「感動」が薄れてしまうので、極力写真は見ない。
 
ただ、磯場、崖ばかりで海辺キャンプできない島だと困るので、そこだけは念入りに地図とにらめっこが続く。
 
今回の島の選択基準はこんな感じで選んでいった。
 
①島の西側で、瀬戸内の夕陽を望める砂浜でキャンプ
②船着き場からの野営地へのアクセス 徒歩2キロ圏内
③船の便数がそこそこありながらも、観光メインの島ではない。 
 
その中でリストにあがったのがこちら。
 
B. 真鍋島(笠岡諸島
C. 大多府島(日生諸島)
D. 生野島(上大崎諸島)
 
あと、無人島なら「釜島」、「大黒神島」、「局島」。
 
で、一緒に行くメンバーと相談したところ決まったのが「北木島
この航空写真からわかる通り、島の南西側に海岸がある。
 

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シマダスによると、山道ではあるが、なんとかその海岸へアクセスもできそうだし、
3つの条件を満たした島だった。
下浦海水浴場のさらに北部に位置する、名もなき海岸を目指すことにした。
(※画像では高山鼻の南側にある海岸付近)
 
九月の3連休直前の金曜の22時半頃、渋谷出発。
今回のメンバーは男3人だ。
運転を交代しつつ、ゆっくりペースで向かい、
翌土曜日の9時前に、最寄りの笠岡港(岡山県)に到着。
 
関東に台風が来るという予報のせいか、渋滞は全くなかった。
 
 
笠岡港近くのスーパーで食料などを調達し、10時発のフェリーに乗って、いざ出航。
島のキャンプは、基本的に船を使うので、旅情緒がぐっと出てくる。
 

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余談だが、もしこれが車に乗って、橋で渡れる島なら、こうはいかない。
一度、乗り物を変え、流れをリセットすることで、気分が大きく変わるのだ。 
 
 
船の上の甲板にはガチャガチャや、スロットが並んでいて、なんだかとても不思議な雰囲気(笑)
手書きの釣り情報も書いてある。

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ほとんどが、アオリイカの釣果で、1人あたり0ハイ〜38パイと、かなり釣果に差があるようだ。
 
僕らは、「今夜はイカ刺しパーティーだな」とか、「イカめしってどうやって作るんだっけ」と釣る気まんまんだ。
(この後、予想外の展開になるなんて夢にも思わなかったが)
 
同乗客は、全体で15人ほどで、釣り客か島民関係者といった感じ。
僕らのような大きなザックを背負った人間は誰もいない。
 
船の甲板で、瀬戸内の景色の眺めている時に、ふいに声をかけられた。
 
振り返ると、船会社の料金徴収スタッフで、渡航料500円を払ったところで、
「何しに来たの?」から会話がはじまり、驚きの事実を知ることとなった。
 
北木島には、便利なレンタサイクルがあって、一日100円という破格の値段で借りられる。
今回はそれを利用して島をぐるっと回ったり、野営地まで行くことを想定していた。
 
だが、それらは全て、イカ釣りの人たちがすでに乗ってしまって、もう無いだろうとのこと。徒歩だと、2つ山を超えないといけないから大変だぞ、と。
 
自分らは登山もするし、2時間程度の山越えなら大丈夫ですと伝えるが、
「いや、知ってるやつらに聞いてやるから待っとけ」というようなニュアンスの言葉で、僕ら3人のために、2人の船員(茶髪の兄ちゃん)が島の友人の何人かに軽トラの後ろに乗せていってもらえないか、わざわざ電話で各所に聞いてもらった。
 
結局は誰もトラック出せる人がいなかったわけだが、そんなことより、島に着く前から、こういう人の心配り、優しさに触れられて、あぁいい島に来たなとしみじみ実感。
 
自転車があれば、楽に島を周遊できるが、なければ仕方ない、歩くのみだ。
歩きながら、ゆっくり島を楽しもう。
 
船のスタッフに別れを告げ、北木島の経由地、金風呂港で島に降り立った。
 
 

LODGEのスキレット

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今までスキレットで作った食べ物を思い返してみると、
 
・石焼ビビンパ
・パエリア
あさりの酒蒸し
・魚のソテー、バター焼き
・ピザ
・ナン、チャパティ
・手作り餃子
・鳥もも肉と野菜のローストチキン風
・ステーキ
・焼トウモロコシ
・フライドポテト
・スパニッシュオムレツ
・ポトフ
・石焼いも
・燻製(手羽先、チーズ、サーモン、ウィンナー)
・豆腐ステーキ、大根ステーキ
・カレーパン
 
たった1つの調理器具で、ここまで万能なものはないんじゃないだろうか。
 
しかも、使えば使うほど味わいのある漆黒色に染まる鉄器。
 
道具としても美しく、素晴らしく機能的。
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思うに、スキレットは食材の旨味を閉じ込める天才だと思う。
素材さえ美味ければ、難しいことをやらなくても、いい塩だけで、本当に美味いものが出来上がる。
スキレットに油がなじんでしまえば、焦げこびりつくこともほとんどない。
 
テフロンのフライパンは、一見便利だが、ある程度経ったら、テフロンが剥げるようになっている。
テフロンが剥げると有毒物質が漏出するので、体にもよろしくない。
消耗品として、定期的にリピート購入してもらうのが、テフロンのフライパンの販売戦略だ。
 
(※我が家では、合羽橋・釜浅商店の「打ち出しフライパン」を使ってるが、これもいい)
 
アウトドアの直火、焚き火台、七輪、カセットコンロはもちろん、家庭のガスコンロでも使用できる。
 
ちょっとしたお祝いの時にも、インパクトある一品になる。
 
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ちょっと重たいので女性には扱いが大変かもしれないが、
すべての男性に、ぜひオススメしたい(笑)
 
 
 

カゴ釣りの外道。

ダツ。

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ダツは、骨っぽくてあまり美味しくなかったです(笑)

青い骨が印象的。

このダツの下にいるのは、タカノハダイ

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アイゴ。

意外と引きも楽しめる。背びれに強い毒があります。

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シマイサキ。

 

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何が釣れるのかわからない、そんなところもカゴ釣りの醍醐味ですね。

沼津釣りの目覚め

僕は2005年から2009年まで千葉の四街道に住んでいたこともあり、

釣りといえば、館山、勝浦あたりがメインだった。

中でもよく行っていたのが、館山自衛隊堤防。
 
たぶん、千葉の中ではもっとも人気のある釣り場のひとつで、
いつ行っても、人だらけという場所。
 
ただ、人気のある分、魚はとても釣れる場所だったので、
ここをホームグランドにして、投げサビキ、カゴ釣りをメインで、ソーダガツオ、サバ、アジ、イナダなどの青物釣っていた。
 
 
ある2011年の夏の日、妻の実家のある沼津に里帰りする際、釣りでもしてみるかなと軽い気持ちで竿とリールを車に積んでおいた。
 
とはいえ、最初は下見程度の気持ちだったので、ネットでもたいして調べもせずに、ただドライブがてら海岸線沿いに車を走らせていた。
 
その途中、U浦港というところを通りがかった時、港内がやたらざわついていた。
 
車を止めて、見てみると、港内のいたるところで、ボイル(大きな魚に追われた小魚たちが逃げまどって海面が盛り上がっている状態)を目の当たりにしていてもたってもいられなかった。
 
といっても、車の中には釣り竿とリールしかなく、仕掛けはおろか、水汲みバケツもない、クーラーもない。
ということで大慌てで近所の釣具屋へ直行(笑)
ちゃんと道具を持ってきたらよかったと反省・・・。
 
この日は、魚の活性が高いので、仕掛けは和製ルアーともいわれる「弓角」でチャレンジ。
 
 
一投目から、海面を魚が追ってくる。
 
アツい。
 
釣れたのはソーダガツオ。
 
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引きもそれなりに強く、左右に走るし、久しぶりの釣りだったのでかなり楽しい。
しかも、弓角なので、捕食シーンも見えてドキドキだ。
 
そんなこんなで、1時間弱の釣りで、14匹の釣果。
 

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途中バラしたりした魚を含めると20匹以上なので、かなり入れ食い状態。
 
 
この日を境に、沼津に行く時は、きちんと準備して釣りに望むようになったのは言うまでもありません(笑)
 
 
この2週間後、改めて釣り行った時もこんな感じでした。
 

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北アルプス・燕岳

 

山の上は特別な場所。

冷たい空気が体を通り抜けていく。

 

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そろそろアジ釣りたい。

考えたら、今年はあまりアジを釣ってないなぁということで、

久しぶりにアジ釣りに行きたい。

 

今春、江東区から大田区へ引っ越してから、房総方面に行くときは、アクアラインを通るので、渋滞に巻き込まれやすくなり、それで今年は三浦半島で釣りをすることが多くなった。

 

が、やはりアジに関しては房総の方が釣れる気がする。。。

※写真は、昨年の勝浦港の釣果

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新鮮なアジの干物は美味い。お気に入りの塩を使えるしね。

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