Oryzias*Life

【オリジアスライフ】東京発。週末はアウトドアで思いっきり遊んで、美味いもんを食す。その備忘録。

クレイジークリーク HEX2.0

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一見、ただの座椅子っぽいが、
あえて言うなら、「魔法の座椅子」と言ってもいいだろう。
 
これがあるのと、ないのとでは、寛ぎ気分が全然違う。
 
アウトドアの座椅子もいろいろなメーカーから出ているが、
 
誤解を恐れずに言ってしまうと、
「クレイジークリーク」と「クレイジークリーク以外」だと思っている。
 
特殊構造のおかげで、クッション部の厚さの割には、座り心地はとてもいい。
 
そして、見た目もカッコいい。
 
 
時間がふっと空いた時、芝生のある公園に、このクレイジークリークと、
お気に入りの本と飲み物を持っていけば、何時間だってそこにいられる。
 
昼寝したくなったら、左右のベルトを外せば、マットにもなってしまう。
 
お花見、ピクニックでも活躍する。
 
僕が個人的にあってよかったの実感したのは、
伊豆諸島に向かう船の甲板上で宴会やった時(笑)
 

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 お尻は全く痛くならないし、快適そのものだった。

 

 

小サバ攻め

タイトル通り、たまに小サバの猛攻をくらうことがある。
 
海の中、すべてが小サバで埋め尽くされているんじゃないかと疑ってしまう。
 
沖合5、60mのところに仕掛けを投げた瞬間から、
ウキがぴょこんぴょこん踊り出す。
 
本命の魚に行くまでに、小サバに食い荒らされてしまう。
 
 
いくらタナを変えても一緒だ。
 
小サバが寄らないように、アミコマセを使わずに、
刺し餌のオキアミだけにしても、すぐに食べられてしまう。
 
遠くがダメなら、近くでやろうと思って、
防波堤の目の前3mの所に糸を垂らしても釣れる。
 
もうこうなったらお手上げだ。
 
場所を変えるしかない。
 
まあ、せっかくだからということで晩のおかず用に釣るが、あれよあれよと70匹。
 
言うまでもないが、下ごしらえが大変(笑)
 

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もちろん、みんなで美味しく頂きました。
 

ついてる、ついてる。

 
僕は本当に運が強く、ツイています。
 
いろいろ試練はありますが、最終的にはすべて自分の思う通りになっています。
 
自由な自分を理解してくれ、いつも美味しいご飯を作ってくれる妻、
元気で可愛い2人の子供、
さらに、温かく見守ってくれる、僕らの家族たち。
 
また、会社でも優秀なスタッフに囲まれ、
面白く、熱いことをやる素敵な友人、仲間に囲まれています。
 
この8月末で会社の決算なのですが、
おかげさまで、6期連続で増収増益見込みです。
 
途中(今年の春頃)、今期ばかりは、前年度を上回るのが難しいかもと内心思っていた時期もありました。
 
けれど、蒔いていた、いくつもの種が、すくすくと育ち、
予想を上回る順調なペースとなりました。
 
本当に周囲の人々には感謝の思いで一杯です。
 
 
 
 
実は、この8月末、ひとりの大切なスタッフが退職します。
体調が悪く、ドクターストップがかかったせいで、残念ながらの退職です。
 
3年半という期間ですが、彼女には本当に感謝しています。
 
ぱっと見は、モデルさんのように綺麗なスタッフですが、
霊感が強く、「共感覚」の持ち主で、たまに予言めいたことを言うスタッフでした。
 
僕が銀座に東京オフィスを立ち上げ、僕ひとりで悪戦苦闘している頃に、彼女は入ってきてくれました。
 
僕自身は外向き、営業主体で、社内総務的なことを苦手にしてたのですが、彼女がカバーしてくれる形でとても堅実に、やってくれたお陰で、いいフローが出来上がりました。
 
正義感が強く、姉御肌で、間違っていることは、間違っていると諫言してくれるスタッフで、言い合いになったことも何度かありました。
 
アルバイトという身にも関わらず、自発的に土日出勤をし、たまっている業務を一生懸命やってくれていました。
 
今、思うと、彼女には本当に迷惑をかけた部分もたくさんあり申し訳なかったという思いもありますがそれを上回る、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
彼女の卒業は会社にとって大きな損失ですが、
これも、次なるステージへの転換期を迎えたのだと思います。
 
より多くの人に喜んでもらえるサービスを通じて、社会に貢献していくことで、
いつまでも彼女の想いを無碍にせず、残ったスタッフ、そして新たなスタッフと共に邁進していきたいと思います。
 
 
一番のライバルは、昨日までの自分。
 
そんな今の自分に、より強く言い聞かせたいのが、
 
「成功の反対は失敗ではない、何もしなかったことである」
「時は金なり」
 
この言葉を胸に、さらなる進化を目指します。
 

キングシイラとの出会い Vol.4

 
2013年8月15日 @沼津釣り/三日目(最終日)
 
前日、前々日と2日連続で3時起きだったので、今日はゆっくり起きようと思った。
あまりにも眠たくなって、午後の東名高速の運転で居眠りしてしまっても困る。
 
5時半頃、起床し、ゆっくり釣り場へ向かう。
義弟は、友人T君と一足先にU浦港へ向かっているそうだ。
 
僕は最終日ということもあって、場所を変えようと思った。
K野港の南側にある磯場で釣ることにした。
先行者は1人。定員4名程度の小さな磯場だ。
 
防波堤の場合、他の釣り人が巻いた寄せ餌で魚が回ってくることが多いが、釣り人がほとんどいない釣り場では、寄せ餌をつかってカゴ釣りをしないとあまり釣果が見込めない。だが、僕はあえて寄せ餌を使わないで、昨日同様、刺し餌のみ(しかも昨日の余りもの)で釣りすることにした。
単に節約である(笑)
 
寄せ餌があっても、なくても釣れる時は釣れるし、釣れない時は釣れないと、割り切ってしまっている。
 
釣り始めるが30分くらい全くアタリすらなかった。U浦港なら10分もやっていれば、何かしらあたるのになと思いながら、置き竿にしながら、別の仕掛けを作ることにした。せっかくの磯なので、何が釣れるかわからない。ぶっ込み釣りの仕掛けのちょい投げで新たな魚を狙おう。
 
海を背にして、ぶっこみの仕掛けを作っていると、突然、釣り竿が竿ごと海に引きづられ、間一発のところで竿をつかんだ(笑)
 
本当に危なかった・・・。
 
新しい場所での、最初の獲物はいつだって胸が高鳴るものだ。
一体、何が釣れてるのか?って。
 
引きもそれなりにある。
 
寄せてみると、やっぱり。。。
過去2日間で50匹以上は釣ったソーダ君でした。
 
せっかくなので、お持ち帰りしようと、お腹を割いてみることに。
すると、出てくる出てくる、イワシ系の魚が。
10匹ほど、胃袋に入っていた。
 
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※グロイ写真でごめんなさい。
 
この胃袋に入っていたイワシ君を餌に、ぶっこみ釣り開始。
 
すると、いきないアタリが。茶色に白い斑点の魚。大きさは25cmほど。
隣で釣りしていたおじちゃんに聞くと、「ハタ」とのこと。
「美味いぞ」と言われたので、持ち帰ることに。
さらに、同じ仕掛けで、もう1匹のハタが釣れた。
(帰宅後に調べたのですが、このハタは「ホウセキハタ」という名の高級魚で、薄造りは絶品でした)
 
色気を出して、あわよくばを狙ったが、そう簡単にはヒラメとかマダイとか、釣れませんね(笑)
 
本題に戻って、本命の竿に集中。やっぱり、キングシイラを釣るまでは帰れない。
 
その後も何度かソーダを釣ってはリリースの繰り返し。
 
ウキが元気よく沈みこみ、またソーダかと思ってゆっくりリールを巻いていると、
突然「ガツン」という今までにない重量感。
 
この直前に隣のおっちゃんが1mくらいのシイラでラインブレイクしていたので、恐らくシイラだろう。
群れが回ってきているようだ。
 
と思ったら、急に竿が軽くなった。1分にも満たない攻防だった。
 
糸を回収すると、仕掛け一式がなくなっていた。
「ガーン・・・」
朝買ったばかりのカゴ、天秤ごとなくなっていた。
買ったばかりの1,000円ちょいの仕掛けの紛失は、結構来るものがある(笑)
 
しかも、切れた場所はウキ止めより上の道糸。つまりウキ止め以下、すべて海の中へ。
海を汚して、ごめんなさい。
魚さん、ごめんなさい。
 
シイラだと、ラインブレイク後、ウキが浮いて、掛かった仕掛けを外そうとジャンプするケースが多い。
けど、この時はウキが浮かんでくることなく、魚もジャンプすることなかったので、もしかしたら他の魚だったかもしれない。
 
ヒラメ?イナダ?もしくはサメ?
 
正体は今となってはわからないが、隣のおじちゃんは、その細糸仕掛けじゃ、切られるよ、と。
4号じゃだめだよ、6号とか8号くらいないと。
 
「そんなん言われても、そんな太い糸巻いたリールもってないし・・」
 
 
しばらくやるが、40分くらいあたりがなく、潮の流れも早くなったので、場所を変えることに。
 
 
 
 
結局、U浦港へ。これで三日連続だ(笑)
 
いつもは満員の堤防も、9時半過ぎに空き始めていた。
 
早速、釣り開始。
 
2投目。いつものソーダ君のアタリが来て、竿を大きく合わせる。
ゆっくり引いてくると、いきなりガツン!
「来たーーー」
 
こんなことなら、最初からこっちでやっておけばよかったと思った(笑)
 
海上でのド派手なジャンプを見せる、ビッグシイラ。
と思ったら、くわえていたソーダを口から放したらしい。
ボロボロになったソーダガツオを回収。
 
よし、今度こそはと沖へ投げる。
3分後、ソーダのあたりが来て、まずソーダをかけて、しばらく放置プレイ。
すぐに、竿がギュイーンとなる。
 
重たい。
ドラグの音が堤防に鳴り響く。
恒例のシイラジャンプ!
そして・・・
ラインブレイク。
6号のハリスが切られた。上針のエダス部分のコブで糸切れしていた。
糸が弱っていたのかもしれない。
 
もう10時を回っている。残り時間がわずかだ。
しかも、ビッグシイラの活性も高そうだ。
 
渾身の気持ちを込めて、仕掛けを作った。
 
ハリスフロロ6号に、ワラサ針の2本針。
 
時間は、10時半。
ついに、運命の瞬間がやってきました。
 
仕掛けを投入後、3分くらいで、ウキが消し込み、しばらく放置。
やっぱり来ました。
ギュイーンってやつ。
竿が「つ」の字型になっている。
 
絶対に釣るという強い気持ちで挑む。
 
こっちは仕掛けもすべて作り直したばかりだし、絶対にいける。
あとは、きちんとシイラに針掛かりさせられるかどうかだ。
 
シイラが右に左に200mくらい猛進し、何度もジャンプを繰り返し、暴れ狂う。
僕の攻防に周りの釣り人も配慮して、仕掛け投入をやめ、見守ってくれている。
 
5分くらい経った頃だろう。
 
突然、軽くなった。
シイラに針掛かりしていなかったか、ハリス切れか。
 
左前方の沖60mくらいのところに僕の仕掛けはあった。
ウキは道糸についているようだ。
 
仕掛けを巻くと、海面にソーダが横たわりながら、引かれてやってくる。
周りに大きなシイラが2、3匹、ソーダを取り囲むのが見えた。
海面から盛り上がるシイラの背びれもかなり大きい。
 
まだチャンスはある。
足下なら警戒されて難しいが、沖合ならまだいける。
 
そう思って、仕掛けを早く巻くと、再び、シイラが食いついてきた。
ガツン!
 
遠目だけど、シイラに針掛かりしたように見えた。
大きく2、3度、竿をシャクり、針が外れないように、シイラに掛けた。
突然、沖合150mくらいまで猛進。リールがは逆回転し、ドラグが鳴りっぱなし。糸もかなり出て行った。
リールに巻いている糸は200mだから少しヒヤヒヤだが、スピードが遅くなった所で、ドラグを少し締め、リールのハンドルをひたすら巻き続ける。
 
真夏の太陽が容赦なく照らし、僕の腕からは汗が吹き出していた。
 
これがラストチャンスだ。絶対にモノにする・・・。
 
竿尻を太ももあたりにあて、左手で必死に竿を立てる。そして、右手でひらすらリールを巻く、巻く。
堤防の20m先まで巻いたところで、またヤツの猛進がはじまった。
イノシシを連想させるような猛進だ。そして、ジャンプ。
太陽の下で、黄金色の体が光った。
 
キングの風格をしたシイラ。
 
そう簡単には釣らせないと、攻防は続いた。
 
ヤツが走ったときは抵抗すると糸が切れそうなので、そのまま抵抗せずにドラグをゆるめ、糸を出してやって、動きが止まったら、ひたすら糸をまく。
 
20分くらいして、ようやく疲れを見せてきて、ひたすら巻き続ける。
 
ようやく堤防の足下に寄せてきた。
近くにいた見物人の釣り人のおじさんにタモ入れをお願いをした。
 
ただ、魚が大きすぎて、なかなか入らない。
タモの深さは60cmくらいあるのだが、頭側を入れても、下半身の重みでするすると落ちて行ってしまう。
 
そのうち掛かっていた上針のハリスがプチンと切れた。
残っている下針のハリスが切れたら終わりだ。
 
せっかくここまで寄せたのに、釣れなかったとか悔しすぎる。
 
おじさんに竿を持ってもらい、僕がタモ入れをすることに。
あきらかにタモが小さいようだ。隣で釣りしていた20代カップルの男の子に、「自分大きなタモを持っているので持ってきましょうか?5分くらい耐えれますか?」と言われるのだが、僕は「ありがとう、5分耐えれるかわからないから、とりあえずこれで頑張るよ」と。
 
男の子はそれでも走って駐車場に。(なんて素敵男子なんだ。。。)
 
少しして、ようやくタモにうまく入り、タモを上げるも、重たくて、タモが折れそう。
慎重に、上げて、ようやく堤防の上へ。
 
堤防の上で、黄金色の巨体がバタンバタンと舞った。
ちょーでかい。
 
周りから拍手。
「こんな細い糸でよく上げたなー」
「すごい、すごい」
「すごい綺麗〜」
 
いつの間にか、自分のまわりには人だかりができていて、ちょっとしたヒーロー気分。
 
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周りの人に記念撮影してもらって、「撮っていいですか」と写真を撮られて(笑)
「魚を持たせてもらっていいですか」と、若者たちにせがまれ、魚を持たせる。
 
落ち着いてから、50mほど先で釣りしていた義弟らに、魚を見せにいくと、びっくりした表情。
昨日の仕掛けで釣ったんですか?と。
 
タモ入れを手伝ってもらったおじちゃんには本当にお世話になり、サイズを計ってくれた。
 
 
シイラのサイズ:108cm 重さ:9キロ
 
こんなに大きな魚を釣ったのは人生初だ。
とても嬉しい。
 
このまま持ち帰って、妻の家族、娘にも見せたいがさすがにクーラーには入らない(笑)
 
借りたナイフで、頭と尾っぽを切って、ハラワタを取って、弓状にしてクーラーへ。
こんな時のために、僕は大きめのクーラーを持っていたので、それがやっと報われた(笑)
 
 
こんな素晴らしい体験をさせてくれた、豊かな海、沼津の人々に感謝です。
 
本当に久しぶりに味わうこの充実感。
自分で工夫した仕掛けに、釣り方だっただけに、喜びのひとしおのものがあった。
 
これだから、釣りは止められません(笑)
 
帰途の、海沿いドライブは最高の気分でした。
 
P.S
東京の自宅でこの大きなシイラをさばくのは一苦労でした。
もちろん1人で食べきれるわけなく、半分は千葉の実家へ。
母は「しばらくは魚買わなくていいわね」なんて言ってました(笑)
 

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キングシイラとの出会い Vol.3

2013年8月14日 Part2(沼津釣り/二日目)
 
昼食を食べた後は、しばらく2歳長女のプール遊びにつきあい、のんびり時間を過ごす。
とても暑い一日で、連日、熱中症のニュースをやっている。
 
15時過ぎ、いてもたってもいられなく、1人で車を走らせた。
 
U浦港を過ぎ、さらに伊豆半島を南へ。
新たな釣り場探しのドライブだ。
 
途中、国道をはずれ、海岸線沿いに車を走らせて、堤防を見つけては車を止め、様子見。
長井崎、赤崎、西浦・・・。気になる堤防を見つけた。
木負堤防という、やたら長い堤防。
 
ただ、そこに行こうとしたら駐車場が有料しかなく、この日は断念。
たかだか釣り場視察の散歩のためだけに、お金を払うのはバカらしい。
 
このあたりの駐車場は、1日400円〜1,000円という感じで、完全に釣り客、海水浴客向けの駐車場ばかり。
 
少し戻り、長井崎堤防あたりで釣り糸を垂らし、生態調査をすることにした。
 
仕掛けはカゴ釣りだが、アミコマセはないので、刺しエサのオキアミ(LLサイズ)のみ。
ハリスを3ヒロほど取って遠投。
 
沖合に養殖イケスがあったので、回遊魚ではなく、まさかのマダイ狙い(笑)
そしたら本当に1投目からマダイが釣れた。
小さな手のひらサイズだけどね(笑)
 
大きくなって来いよとリリースし、期待に胸を膨らませる。
ウキが小さな反応・・・。
あげてみると、ネンブツダイ
 
それから30分ほど粘るが、釣れるのは小物ばかりなので、場所を変えることにした。
 
隣50mのところで、釣りしている人が2名。
沼津では、よく見かける両軸リールの遠投カゴ釣りをやっている。
恐らくマダイだろう。
 
S浦港の人口密度とは打って変わって、ここではゆったり釣りできそうだ。
 
 
その後、いつものU浦港へ。
 
仕掛けはカゴ釣りだが、アミコマセは使わずに、刺し餌のオキアミのみ。
針は2本針にした。
 
上の針と下の針の間隔は10cm程度。
上針のエダスは5cm。
 
上針にのみオキアミをつけ、これでソーダを釣り、そのまま泳がせ、下針でシイラを釣る作戦。
 
ソーダを釣って、10分程泳がせて、誘い、シイラのアタリを待つ。
 
けど、気配がない。
 
ソーダはヒットした後、左右に走るため、長く放っておくと、左右の釣り人と仕掛けが絡む可能性があるので、
あまりにも左右に走った場合は回収。
 
この2本針はいい感じで、上針はソーダの口に掛かり、下針は尾びれや腹びれの辺りに引っかかっているケースが
多かった。ソーダの背後から襲ってくる、シイラに針掛かりする可能性は非常に高いと思われる。
 
ただ、不思議なことに、3回に1回は、エサをつけていない下針に口掛かりしていたので、針をシラスかなんかと見間違えたのだろうか。
 
釣れるのはソーダばかりで、たまに釣れる小サバを泳がせ餌にすると、釣れてくるのは50〜60cmほどのシイラ。
モノ足りないまま、夕飯の時間なので、18時頃納竿。
 
明日、最終日にかける。
 
 

キングシイラとの出会い Vol.2

2013年8月14日 Part1(沼津釣り/二日目)
 
AM4時起床。
今朝も早起きだ。
 
4時15分頃、車に乗り込み、堤防についたのは、4時45分。
 
早速、様子見でカゴ釣りを開始。
昨日は1投目、2投目、連続でシイラ(ペンペン)が釣れたが、今日はあたりなし。
釣り開始、20分くらいでソーダが釣れ始める。
また、昨日と同じ展開だ。
 
昨日ソーダを20匹くらい持ち帰り、その下処理で大変だったので、今日はすべて放流することにしていた。
 
ただ、ビッグシイラの生き餌として、使うことを考えて、釣れたソーダをすぐに背掛けにして、泳がせ餌として海へ。
 
けど、重たい。。。
 
35cmもあるソーダを餌にすると、仕掛けが重たすぎて、遠くへ飛ばせない。
10mくらい飛ばせても、警戒してか、そんな近距離までは、なかなかシイラがやってこない。
 
そして、ソーダも瀕死の状態で、海の中を泳ぐというよりも、漂っているだけ。
何度やっても同じ。
 
ソーダは一度、陸にあげてしまうと、すぐに弱ってしまい、餌としては使うことはできなそうだ。
 
他の方法でやるしかない。
 
今度は、義弟が釣った20cmのサバを背掛けにして投げてみた。
ソーダよりは、なかなか弱らないようだ。
 
30m先の海に浮かぶ赤いウキが突然、右へ走った。
 
ウキが沈むことなく、波しぶきを立てて、ウキが走るなんて、こんな光景は初めてだ。
エキサイティングな光景だった。
 
海の上を黄金色の魚が激しくジャンプした。
間違いなく、シイラだった。
けど、あまり大きくない。
 
足下まで引きを楽しみ、防波堤の上にごぼう抜きした。
 
シイラは白み始めた空下でも、その黄金色の輝きを放っていた。
 
釣れたシイラは、65cmほどのシイラ。
 
オキアミを餌にして釣れるシイラよりは、ひと回り大きい。
 
これで俄然、火がついた。
 
また、サバを貰い受けて、背掛けにして、沖に投げる。
 
ウキがピョコン、ピョコンと沈む。
 
サバが暴れ回っているせいだろう。
何か大きな魚に追われているのだろうか?
 
そう思いをめぐらせるのも、この釣りの楽しみでもある。
(残酷と言われそうだが・・・)
 
ウキのダンスが継続的に続き、大きな沈みがない。
 
しばらくして、引き上げてみると、どうも様子がおかしい。
 
サバの代わりに、カマスの口に針がかかっていた。
 
30cmほどのカマスだ。
 
20cmのサバを襲ったのだとしたら、それはすごい。
あきらかに、カマスの胃袋には20cmのサバは収まらないでしょ。
 
また、昨日は見かけなかったカマスが釣れてきたのは嬉しい。
いっぱい釣れたら、干物でも作ればいい。
 
義弟と、彼の友人G君は、相変わらず、ソーダガツオとペンペン(小型シイラ)ばかり釣っている。
 
そのうち、義弟にひときわ大きなアタリが来た。
明らかに様子がおかしい。
 
リールが逆転し、ドラグの音が鳴り響き、彼のウキが沖へ引っ張られていく。
 
「バシャバシャバシャ」海上を金色の魚がジャンプした。
 
大きいシイラだ。僕が狙っているヤツだ。
 
と思った途端、パチンという音と共にラインブレイク(糸切れ)した。
無理もない。道糸も、ハリスも、ナイロン糸3号だ。
あきらかにキャパオーバーだ。
 
そして、まもなく、G君にも大きなアタリ。
さっきの出来事同様に、パチンという音と共にラインブレイク。
昨日買ったばかりのウキ、カゴ、仕掛けが一瞬にして無くなった。
 
彼ら2人は、完全に仕掛けを失い、試合続行不可能だった。
 
代わりにちょい投げで、ネンブツダイを釣って、遊んでいる(笑)
 
僕はといえば、本気で釣りをしているのだが、僕にだけ、大きなシイラのアタリはない。
 
ソーダはちょこちょこ釣れるが、それを沖でしばらく泳がせる作戦。
それが一番現実的に、大きいシイラを釣るにはいい作戦に思えた。
 
エサが間もなく終わる頃、その瞬間は突然やってきた。
 
あきらかに、今までにはない、強い引き。
リールが逆転して、糸が出されていく。
 
僕の仕掛けは、道糸:ナイロン4号に、ハリス:フロロ6号。
絶対安心と言えるラインの太さではないが、ドラグ調整さえ上手くやれば取り込めるはずだ。
 
絶対に釣る!と力強く思った瞬間、ふいに糸が軽くなった。
 
巻いてみると、ソーダだけが足下にやってきて、その後ろに2匹の大きなシイラ。
ソーダの下半身側はシイラの歯跡で、ギザギザぼろぼろになっている。
 
まだ、大きなシイラがいたので、ソーダを泳がせてみるが、乗ってこない。
 
せっかくのビッグチャンスだったのに、ショック。。。
 
引き上げてみると、ソーダはワラサ針を奥深く飲み込んでいる。
これじゃ、シイラはソーダを加えるだけで、針掛かりしない。
 
仕掛け変更だ。
1本針から2本針に変えて再チャレンジ。
 
刻一刻とエサだけが無くなって行き、他の2人も仕掛けを失って暇そうだったので、AM11時頃ゲームオーバー。
僕は敗北感だけが残った。
 
ただ、義弟の友人G君は、初めてこんなにもたくさんの魚を釣って、しかも初めての大きな魚だったから、とても満足げ。
ガイド役の自分としては、まずは良かったということにしとこう。
 
お昼ご飯を食べに、妻の実家へ一時帰宅。
 
午後から、自分だけまた釣りに出よう。
 
 

キングシイラとの出会い Vol.1

2013年8月13日 (沼津釣り/一日目)
 
「こいつはすごい・・・」
思わず、唸らざるを得なかった。
 

ヤツを初めて見たのは、ソーダガツオを釣って、堤防の足下に寄せてきた時だった。

40cm弱のソーダガツオのすぐ後ろに、1mくらいの大きなシイラが泳いでついてきたのだ。
 
夏の海を悠々と泳ぐ、青と黄金色のシイラは、とても美しかった。
 
そして、その独特の勇姿、存在感は、堤防のキングだと思った。
 
この時期の港では、生態系のトップに君臨する、王者の姿。
 
釣りたいが、なかなか警戒心が高いようで、
ソーダガツオをそのまま泳がせてみても関心は持っているようだが、食いつこうとはしない。
 
あきらかに警戒していた。
 
なんとしても釣ってみたい、と強く心で思った。
 
ただ、僕がもっていた仕掛けでは、とても手に負えるようなものではなく、結局は指をくわえて見守るしかなかった。
 
朝4時から10時過ぎまでの6時間ちょっとで、義弟と2人での釣果は、
シイラ×10匹(最大50cm)、ソーダガツオ×35匹(30-40cm)、小サバ×5匹、ワカシ(ブリの幼魚)×3匹(25cm)
 
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自分にとっては初めて釣ったシイラも嬉しく、ソーダの引きも楽しめ、好釣果に満足して帰途についた。
 
この日わかったこと
・今、ここの防波堤にはたくさんのサバ、ソーダガツオがいる
・そしてそれらを追って、大きなシイラが回ってきている
・大きなシイラには、オキアミよりも、魚の方が魅力的にうつるようだ。
 
この大きなシイラとの出会いが僕の夏休みを、熱く、熱くさせてくれた。
 
義弟と翌日も釣りに行くことを約束し、
この日の晩、義弟と彼の友人と自分の3人で釣り具屋へ向かった。
 
ここで、僕が買ったのは「ワラサ針12号」。
糸もついていない、針だけを買った。
 
こんなに太い針を買うのは初めてだ。
 
市販の仕掛けでは、自分が望むようなものがなかったから、自作することにしたのだ。
 
糸はタックルボックスに入っている「フロロカーボン6号」(耐荷重:10キロまで)でなんとかなるだろう。
 
いざ、出陣。
 
 

自分のこと

名前:シュウサク

1978年11月21日生まれ。

熊本県生まれ、千葉県育ち。

高校時代から、アウトドア雑誌を愛読しはじめる。

四万十川に憧れ、高知大学へ進学。

卒業後は、都内のコンサル会社、上海大学留学を経て、映像制作会社へ。

今は、銀座で働くDVD出版プロデューサー。

東京・大田区 在住。

 

●好きなこと

アウトドアでの遊び(キャンプ、登山、釣り、自転車)

料理、放浪、写真、映像作り

辺境地、島、里山風景、綺麗な川を巡る旅が好き。
 
好きな場所:チベット、北ベトナム、イタリア、瀬戸内海、仁淀川、天草、西伊豆
行ってみたい場所:南欧〜エーゲ海〜北アフリカ、五島列島、東南アジアの島々
死ぬかと思った場所:チベット十津川村(知らずに行った夜の酷道425線

 

●旧ブログ 

Oryzias*Cafe

 

●釣りの履歴書

【小、中学】パンの耳をエサにコイ釣りとブラックバス釣りにはまる。

【高校】渓流のテンカラにはまり、毛針を巻く不思議な高校生。

【大学】クロダイ狙いだったが、よくゴンズイネンブツダイばかり釣ってた(笑)

それから仕事が忙しくなり、しばらく釣りとは離れる。

2005年(27歳頃)から2011年頃までは、南房総がホームグラウンドで、青物主体。

2011年頃から伊豆でのカゴ釣りにはまる。

 ▶ よくいく釣り場:西伊豆、南房総三浦半島

 

アウトドア、釣り、料理のスキルを高めたいので、

同じような趣味の方がいたら、ぜひ交流しましょう。 

メッセージ、コメント大歓迎です。

 

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