Oryzias*Life

【オリジアスライフ】東京発。週末はアウトドアで思いっきり遊んで、美味いもんを食す。その備忘録。

ヒラソウダのタタキが食べたくて

この3年ほどで、ソウダガツオは100匹以上釣ってきたが、
マルソウダとヒラソウダの見分け方がわからなかったので、
いつも生食を避けた調理方法にしていた。
 
というのも、ソウダガツオは血合い部分が多く、
生食すると、ヒスタミン中毒になる可能性があるからという情報を聞いていたからだ。
 
だが、よくよく調べてみると、ソウダガツオの中でもマルソウダは、
確かに血合いが多く、生食は避けた方がいいとのことだが、
ヒラソウダは血合いも少なく、とっても美味しいとのこと。
 
タタキにすると、本ガツオよりも美味いというブログの書き込みをいくつも見て、
ならば、釣って、食べてみるしかない!
さらに、去年釣れなかった因縁のタチウオも狙いたい!
 
という訳で、3連休を利用して、沼津へ行ってきた。
 
2日の午前0時半頃、沼津の釣具屋マイムスで餌を調達し、釣り場へ。
この近辺で大人気のS浦港は、いつも激混みで、この時間だと入れないので、スルーして南へ。
ただ、一番のお気に入りのU浦港は、イベントのために、立ち入り禁止・・・(汗)
 
木負堤防、口野港、いろいろ迷った挙げ句、行ったことがない釣り場を開拓することに。
通る度に気にはなっていたのだが、U浦港の北側にある小さな港。
コンビニの裏手にあるので、何かと便利な場所だ。
 
タチウオ狙いの釣り人がすでに10人ほどやっているが、あまり釣れていない模様。
 
自分もキビナゴを餌に、深さは竿2本程度で釣り開始。
 
ただ、結果的には午前6時過ぎまでタチウオ狙いで釣りしていたが、0匹。
またもや、完敗・・・。
アタリは1回のみ。餌は半分程かじり取られていた。
 
堤防全体でも釣れているのは1匹だけだったので、かなり渋い感じ。
因縁のタチウオとの戦いに連敗という結果は、かなり悔しい(笑)
 

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一睡もしてないので、睡魔はピークだったが、朝マズメを狙う釣り人で堤防に人が増えてきたので、もうひと踏ん張りすることにした。
 
仕掛けを青物狙いのカゴ釣りに変更。
 
深さをいろいろ変えてみて、8時過ぎにようやく1匹目をゲット。
周りの釣り人の竿も、一斉に弧を描くようになり、堤防に活気が出てきた。
 
1匹目は、30cmのマルソウダ。この時期にしては、意外と小ぶりだ。
それから、怒濤のマルソウダ攻撃がはじまる。
1投1匹という状態の入れ食いだ。
 
周りではデブのヒラソウダが上がっているようだが、自分にはマルソウダばかり。
 
タナの深さを竿1本半から、竿2本へ変更。
 
仕掛けを投げて、竿を一度シャクリ、海中でエビがばらまかれるようにして、竿を置く。
他の釣り人が魚と格闘している様子をちらりと見て、海に目をやると自分のウキがない。
 
よくあるシーンだ。
よそ見している方が釣れんじゃないかと、思ってしまう(笑)
 
竿を立てて、勢いよく合わせると、確かな重量感。
間違いなく今日一番の強い引きだ。
 
この引きはヒラソウダっぽい。
マルソウダとヒラソウダ、見た目は似ているが、同じサイズなら、ヒラソウダの方が体高があり、引きが強い。
 
今年釣った中で、一番引きが強かったのは断トツで、メーター越えのシイラだが、
このヒラもなかなかの引きごたえがあり、ものすごく楽しませてくれる。
 
タナを変えてから釣れてくるのは、ほとんどヒラばかり。
マルソウダは即リリース。
十分に楽しんで、食べれる分をクーラーにキープ。
 
もう13時を過ぎ、かれこれ12時間近く、休憩なしで釣りをしていたので、
まだまだ釣れていたが、最後に40cmほどのヒラを仕留めてから、帰り支度開始。
前半は、沈黙の時間が長かったが、後半はかなり楽しめた半日だった。
 
帰りに西友に寄り、万能ネギ、青森にんにく、ミョウガと、高知馬路村のポン酢を買って、沼津市内の妻の実家へ。
釣り場から30分ほどなので、この距離は有り難い。
 
帰宅後、ほどなくして、下ごしらえ開始。
魚を捌いてみるとはっきりわかるが、ヒラソウダの身はピンク色に近く、カツオっぽい色ではない。

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写真ではわかりにくいが、一番左側の列がヒラソウダ、その右側がマルソウダ。
 
右下は、サバ。
 
 

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ヒラソウダは表面だけ炙ってタタキにして、
マルソウダは翌日の竜田揚げ用に下味をつけるためビニールへ。
ついでに、サバはしめ鯖にして、食べる直前に表面をバーナーであぶる「炙りしめ鯖」に。居酒屋メニューのパクリである(笑)
 

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ヒラソウダのタタキ、炙りしめ鯖は、本当に美味かった。
特に、ヒラソウダのタタキは、☆5つの美味さ。
 
港町で育ち、舌が肥えている義父、義母をはじめとした家族、
さらに土産で持ち帰った義理の祖父母も最高に美味しかったと言ってくれて、
純粋に嬉しかった。
 
ヒラソウダは、足が早く、市場に出ることがない魚だが、
やはり、こういう美味い魚をわいわいと楽しく食べるのは釣りの醍醐味のひとつだろう。
 
 
 
おまけ
 
翌日は足保港に行ったが、小物しか釣れず、お土産はゼロ。
釣れなかったなぁと若干落ち込みながら(笑)、帰り支度をしてる時に
堤防に張り付いているタコを発見し、そのままタモ網ですくい、クーラーへ。
神様からのオツなプレゼントに感謝(笑)

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塩でヌメリをとって、内蔵、口、目をとってからお湯に通し、刺身となりましたとさ。
このタコもすごく美味かった。 
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